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愛知県豊田市の自律神経専門院 うつ、頭痛、めまい、耳鳴り、パニック、起立性調節障害などに対応

ひきこもりの二つの問題

ひきこもり

中村です。
最近ひきこもりに関わる事件が、連続して報道されています。

当院にもひきこもりの方が、見えられています。

ちなみに海外でも、少しづつ増えているらしいです。

自由や豊かさの代償なのですかね。

このひきこもりに対する私見を述べたいと思います。


まず、ひきこもりの問題を解決するには、まず大きく二つに問題を分けて考えなければならないと思います。

それは、社会的な問題と個人的問題です。


ひきこもりの社会的な問題1

ひきこもりになるきっかけで多いのが、

学校に行かなくなった。(不登校)

会社を辞めた。

です。

要するによくある決まったレールを外れてしまって、ひきこもりになってしまうことです。


これの問題は、学校、会社に行くか、ひきこもるかの二択しかないことです。

つまり、何らかの理由で、学校、会社に行かなくなった場合、単純に行く所がないのです。

だから引き篭もってしまう。

学校、会社と家(自室)以外に、第3の居場所を作り、そこに行くことが白い目で見られない様にする事が必要です。



社会的問題2

ではなぜ学校、会社からドロップアウトしてしまうのかというと、

それは、

高度なコミュニケーション要求

が原因だと思います。

たくさんの友達とSNSをしたりしないと、仲間はずれになったり、会社では分業が進み、多人数のチームを運営しなければならなかったり、一人で大量の情報を処理しなければならなかったりと、とにかく高度なコミュニケーションをしなくてはならない。、

これについていけない人から、嫌になったり、うつになったりしてドロップアウトして、ひきこもりになるのです。



個人的問題

個人的な問題で多いと感じるのは、発達障害です。

軽度な発達障害は、障害と扱われません。

個性の一部だと思います。

しかし、学校や会社で周囲の理解がないと苦手なことを無理矢理やらされたり、できなくて上司から責められたり、自分を責めたりして、ひきこもってしまうことがあります。

この個人的な理由は、100人居れば、100通りの問題があるので個別に対応する必要があります。


例えが悪いかもしれませんが、ひきこもりを刑務所に入っていると仮定します。

刑務所に入っている理由は、様々です。

殺人のような重大な問題で入っている人もいれば、窃盗など軽微な問題で入っている人もいます。
ひきこもっている理由は、個別の問題です。

しかし、刑務所というシステムを変えることは、不可能ではありません。

24時間入っていなきゃいけないという刑務所から、例えば昼間の外出は自由で、夜は戻らなければいけないというような、緩い刑務所を作るというイメージです。

会社(学校)と家以外に、第3の居場所を作ることが、ひきこもりの脱却に繋がると思います。
働いたりするのは、その次のステップです。



解決に向かってできること

よくある

ひきこもりを刺激しない、

ひきこもりを認める、

と言ったものは、現状を悪化させない、一時的な効果はありますが、解決にはなりません。

すぐにできることとしては、

第3の居場所を作ること、

母親は、子育ての期限を決めること

です。

子育ての期限を決めることで、例えば20才で子育てを終えると決めれば、それまでに何を身に付けさせればいいか?など逆算して考えることができます。

できるできないはともかく、期限を設けることが重要です。

それによって、親子共々意識が変わってくると思います。

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