猿が抜け落ちている!?
無痛整体 無為楽堂の中村です。
起立性調節障害でお悩みのお子様が、当院には多くいらっしゃいます。
その子達の身体的な特長として、
・肩の筋肉が未発達(撫で肩、巻き肩)もしくは固い
・胸郭の動きが固い
が挙げられます。
逆に言えば、そこが弛めば元気になっていきます。
なぜこうなってしまったのでしょうか?
子どもは動物の進化を追体験している。
子どもはお母さんのお腹に居る時は魚類で、生まれたら爬虫類の様に這い回り、ハイハイできるようになったら哺乳類、つかまり立ちをして猿、そして人間へ進化を追体験していると考えられます。
そうする事によって、身体をうまく成長させているのだと思います。
しかし、現代の子は外で遊ぶことが極端に減りました。
得に猿の部分、何かにつかまったり、登ったり、ぶら下がったりが無くなりました。
遊具などの安全性のためです。
ですので現代の子は、猿を追体験できない。
そのため、上半身を成長させにくくなっているのでしょう。
見直そう、木登り、雲悌
特に小学校中低学年の子は、木登り、雲悌、棒登り、ジャングルジム、ロッククライミングなどつかまり、登り、ぶら下がる遊びをすべきでしょう。
もちろん、安全性がある程度担保されての話ですが。
遊びの中で心身を育てることこそが、子どもの成長にとって自然なことと言えるのではないでしょうか。