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愛知県豊田市の自律神経専門院 うつ、頭痛、めまい、耳鳴り、パニック、起立性調節障害などに対応

教誨師

教誨師

無痛整体 無為楽堂 院長の中村です。

最近読んで、とても感動した書籍を紹介します。

講談社 教誨師 堀川恵子・著

教誨師、渡辺普相氏にジャーナリストの堀川さんがインタビューしたものをまとめたノンフィクションです。

教誨師というのは、死刑囚に宗教的な教え、救いを説く人です。
仏教の僧侶、キリスト教の神父などさまざまな宗派の方がいるそうです。
死刑執行の際、立会います。

渡辺普相さんは浄土真宗の僧侶であり、広島での原爆体験もあります。
渡辺さん自身が亡くなってから出版することを条件に、インタビューを受けたそうです。

私はこの本を読んでいる時に、何度も泣きました。
死刑制度の良し悪しはともかく、そこに関わっている人々は多くの葛藤を抱えています。
まず、
死刑囚達の悲しい生い立ち。
起こした罪。
被害者。
死刑囚の家族。
冤罪。
ちょっとしたきっかけで転落してしまった死刑囚達の切なさ。
そして、死刑執行の時。
その時の渡辺さんの読経は、絶叫に近いものだったそうです。

ひとりの死刑囚が死刑執行の直前、あまりの恐怖で震えて動けなくなった。
その死刑囚が、立ち会っていた渡辺さんの師匠である篠田龍雄氏に叫んだ。
「先生!私に引導を渡してください!」
すると、篠田さんは歩み寄って、互いの鼻がくっつくほど近づき、両肩を鷲掴みし、野太いしゃがれた声に腹から力を入れた。
「よおっし!いきますぞ!あんた、死ぬるんじゃない!浄土へ生まれ変わるのだぞ!喝ーっ!」
瞬間、死刑囚の震えが止まり、わずかに笑みがこぼれた。
数秒後、バッターンという大きな音をたてて床が開き、絞首刑が執行された。

死と罪の恐怖。
誰もが多少なりとも持っているだろうし、日常の中では考えないようにしていると思います。
それらと、もし正面から対峙することとなったら?
死刑囚達のように。
そこに宗教(この場合は浄土真宗)がどんな意味、救いをもたらすことができるのか?
親鸞の悪人正機(悪人こそ救われる)にも触れられており、その実践としても見てとれます。
心に突き刺さる書籍でした。
教誨師

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