自律神経失調症
自律神経失調症って
言われました。
どういうこと?
気分が悪くて病院に行ったら、どこも悪いところはなく、
付けられた病名が「自律神経失調症」。
一体、どういうことなのでしょう?
自律神経って?
そもそも自律神経というものは、生物の体を自動的に調整している神経のことです。
これが何かの影響で、正常に働かなくなっているのが、自律神経失調症です。
治るの?
病院などでは、お薬を処方されるでしょうが、お薬は一時しのぎです。
詳しくはコチラ→お薬について
根本的に解決するには、他の方法が必要です。
長引かせると、頭痛、めまい、うつ、パニック、耳鳴りなどを引き起こす可能性があります。
自律神経を整える
自律神経の働きを正常化するには、自律神経を狂わせている原因を断つことです。
原因は生活習慣の中にあります。
生活習慣を整えましょう。
付け加えて、無痛整体で疲労した体を回復させ、自律神経が乱れにくい体にして行きます。
お客様の声
頭痛、腰痛、腹痛、かゆみ等、原因がはっきりしない体調不良。
不安感もあり自律神経失調症の症状でした。
1回目はとにかく症状や思っていること、不安等を聞いて頂いて、施術後は少しすっきりした感じでした。
その後2回目を受けるまでの間に症状が軽くなりました。
2回目の施術でかなり楽になっていて、貸して下さった本を読みながら施術を受けて、3回目施術後は、かなり良くなりました。
詳しくはコチラ
自律神経失調症 腸炎 かゆみ 30代女性
→情緒不安定 頭痛 だるさ 40代女性
自律神経失調症
自律神経失調症とは、交感神経と副交感神経の2つから成り立つ自律神経系のバランスが崩れた場合に起こる症状の総称のことです。
疾患名ではなく「神経症やうつ病に付随する各種症状を総称したもの」というのが一般的な理解とされています。
原因を特定できない内科医が不定愁訴などの患者に対し、納得させる目的でつける場合もあると言われています。
自律神経失調症の患者数は約65万人と言われています。
しかし、これは診断された患者数であって、潜在的な患者数は合わせて600万人に及ぶだろうと推定されています。
自律神経失調症の症状
めまい、冷や汗が出る、体の一部が震える、緊張するようなところではないのに動悸が起こる、血圧が激しく上下する、急に立ち上がるときに立ち眩みが起こる、朝起きられない、耳鳴りがする、吐き気、頭痛、微熱、過呼吸、倦怠感、不眠症、生理不順、味覚障害といった身体症状から、人間不信、情緒不安定、不安感やイライラ、被害妄想、鬱状態など精神的な症状が現れることも多いです。
自律神経とは
自律神経には交感神経と副交感神経の2つがあります。
目の前に捕食動物が現れたり、敵との闘争が必要な状況下になると、副腎髄質よりアドレナリンなど神経伝達物質が分泌され、交感神経を興奮させます。
交感神経は脈拍や呼吸数の増加、体温の上昇などの反応を引き起こし、身体を予想される激しい活動に備えた状態にします。
このため交感神経は「闘争と逃走の神経」などとも呼ばれます。
一方で副交感神経は、睡眠や休息を行う時に活性化し、脈拍や呼吸数の低下、身体の弛緩など、身体をリラックスさせ、休息に適した状態にします。
睡眠や安静には、副交感神経の活動が必須です。
健康な状態では、これら相反する2つの神経活動の綱引きのバランスが保たれ、身体は問題なく休息と活動のそれそれに適した状態に移行できます。
しかしなんらかの理由により、これらの神経活動の調和が崩れ、休息し入眠したいのに交感神経が活性化し、異常な興奮や発汗で眠れない、また全く正反対に、副交感神経が過剰に活発化し、活動が必要な状況で極端な無気力・無反応になるなどの症状が現れたものが自律神経失調症です。
人体ではおよそ12時間交代でこの二つの神経の優位が入れ替わるとされていますが、過労、ストレスなどで脳を休める時間が減ると自律神経が興奮し、結果的に交感神経と副交感神経の優位入れ替わりのバランスが崩れ、自律神経失調症となるとされています。
自律神経の中枢は脳の視床下部というところにあり、この場所は情緒、不安や怒り等の中枢とされる辺縁系と相互連絡していることから、こころの問題も関わってくると考えられています。
抗不安薬の多くは便秘など自律神経を不調にさせる副作用があるとされます。
多くの場合、服用をやめると改善するようですが、長く服用すると離脱症状がある場合があり現実的には難しいようです。
どんな人がなり易いの?
- 真面目で責任感が強い方
- 几帳面で心配性の方
- 内向的な方
- 冷え症な方
- 低血圧な方
- 虚弱体質な方
- やせている方
- 思春期の方
- 更年期の方
- 出産後の方
- 精神薬などの薬を飲んでいる方
自律神経失調症の原因
薬物やアルコールの過剰摂取、また女性では更年期が原因のホルモンバランスの乱れ等が挙げられますが、遺伝的に自律神経の調整機能が乱れている方も存在するため一概に言う事は出来ません。
しかし、少なくとも患者の半数は日常生活上のストレスがあると言われています。
生活のリズムの乱れ
夜更かし、夜型人間、夜間勤務や、子供の頃からの不規則な生活習慣など、人体のリズムを無視した社会環境やライフスタイル
過度なストレス
仕事などの社会的ストレス、人間関係、精神的ストレス、環境の変化など、過剰なストレス
ストレスに弱い体質
子供の頃からすぐ吐く、下痢しやすい、自家中毒、環境がかわると眠れないなど、生まれつき自律神経が過敏な人もいます。
また思春期や更年期、身体が弱っているときは自律神経のバランスが乱れやすいです。
ストレスに弱い性格
ノーと言えない、感情処理が下手、気持ちの切り替えができない、人の評価を気にしすぎる、人と信頼関係を結ぶのが苦手、依存心が強いなど、ストレスへの抵抗力が弱い傾向のある人もいます。
環境の変化
現代の生活は適応能力が衰えやすく、社会環境の変化、人間関係や仕事などの環境の変化などへの不適応や過剰適応が増えていると思われます。
女性ホルモンの影響
女性は一生を通じてホルモンのリズムが変化しつづけ、この変化が自律神経の働きに影響を与えます。
ストレスについて
ストレスは、生理学者ハンス・セリエがストレス学説を唱えて、そこから広まった言葉です。
元々は金属を曲げたときに、曲げようとする力に対する応力(抵抗する力)のことです。
そこから転じて、ハンス・セリエは人間の体において、ストレスを「外部環境からの刺激によって起こる、歪みに対する異常でない反応」と考え、ストレスを引き起こす外部環境からの刺激をストレッサーと定義しました。
ストレッサーは4つに分類されます。
物理的ストレッサー
極端な暑さや寒さ、温度差、うるさい騒音、人工の光、自動車、コンクリートの建物、アスファルトの道路、強い風、放射線など。
体の外部からの刺激がストレスとなります。
化学的ストレッサー
お薬や食品添加物、排ガス、生活用品の中の化学物質、建材などの化学物質、農薬など。食べ物の過不足による栄養素的なストレスも含みます。
体の外部から入ってきて、内部でストレスを作ります。
生物的ストレッサー
ウィルスに感染したり、炎症を起こしたり、体のコリやハリ、歪みも生物的ストレッサーです。
体の内部で起こるストレスです。
心理的ストレッサー
一般的によくいわれる「ストレス」のことです。
人間関係、お仕事、将来の不安など「いやだなー」と思うことはもちろんですが、実はうれしいこと、結婚や就職、昇進なども心理的ストレッサーになり得ます。
うれしいことも「変化」に変わりはないのです。
心と脳に起こるストレスです。
姿勢の影響
身体の構造が傾いてしまうと、骨格のバランスででうまく身体を支えられないために筋肉を緊張させて補おうとします。
その慢性的な筋緊張があるために、休息すべき時にも筋肉の活動スイッチが切れないので、休息と活動の自律神経の入れ替わりがうまくいかなくなってしまうのです。
また、慢性的な筋緊張から派生するコリや痛みは、一種のストレスでもあります。
姿勢や骨格のゆがみといった構造的な問題が自律神経にも影響を与え、結果として自律神経失調症を引き起こしてしまう、あるいはストレスの一因として発症を誘発してしまうと考えられます。
また体の構造が傾くと、筋肉の過緊張により軋轢(あつれき)を起こした部分が、神経圧迫、筋肉の硬化、痙攣などの状態を引き起こします。
縮んで固まり狭くなった側では神経が圧迫され、その先の機能障害を生じたり、また傾いた構造を支えるために緊張した筋肉が血行を妨げ痛みを生み出します。
無為楽堂の取り組み
筋肉の慢性疲労、過緊張の開放
自律神経失調症の方は、筋肉が慢性疲労、過緊張を起こしていることが多いです。
もし、あなたが自律神経関係でお悩みなら、肩こり、首こり、背中のハリなどお感じになってないでしょうか?
ここで大切なことをお伝えします。
あまり知られてないことなのですが、自律神経は筋肉と深い関係があることがわかったきました。
どういうことかといいますと、
自律神経が交感神経に傾く → 筋肉を緊張させる
と同時に、
筋肉が緊張している → 自律神経を交感神経に傾ける
を行なっているのです。
つまり、
自律神経と筋肉はお互いをモニターし合っているのです。
ここで問題が起きます。
もし、筋肉を物理的に緊張状態を作り出しておくとどうなるでしょう?
ギューと筋肉が固くなった状態を自律神経がモニターすると、自律神経は自動的に交感神経を優位にしていきます。
すると、
何もないのに、心が緊張、興奮したり、不安、恐怖が押し寄せたりきたり、のどの渇き、動悸、呼吸の乱れなど自律神経失調症の症状が現れます。
つまり、これが自律神経失調症の正体のひとつだと推察されます。
自力では解けない筋肉の緊張状態。
それが、筋肉の慢性疲労、過緊張です。
整体施術によって、これを解放していきます。
ゆっくり揺ら揺ら、そっと触れるだけのやさしい施術です。
原因の探求
あなたと対話しながら、自律神経失調症の原因について探求します。
原因は上記に挙げたようにさまざまで、いくつも原因が絡み合っていることが多いです。
日常生活、職場、人間関係、食生活、睡眠、服薬、手術歴、病歴など大きな変化からささいなことまで、できるだけお話ください。
原因がわかれば、治癒は加速度的に進むでしょう。
逆にわからなければ、難航する恐れがあります。
原因に対する対策
原因がわかれば、対策は可能です。
問題があるとすれば、あなたの意思です。
どんなによい対策案ができても、実行するのはあなたです。
やらなければ、絵に描いた餅です。
私は提案はできても、あなたの変わりにそれを実行することはできません。
例えば、お薬。
薬物を併用している場合は、治癒効果は期待できません。
なぜなら、薬物は交感神経を亢進させ、自然治癒力の発動を妨げるからです。
多剤投薬は、重篤な副作用もあります。
ただし、私は医師ではありませんので、薬物服用について言及はできません。
あなたご自身の意思で、判断してください。
自己療法、生活習慣の指導
まずお願いしたいのが、あなたの心と体をよく観察していただきたいということです。
整体施術直後、帰宅後、入浴後、翌朝、三日後、2回目、3回目、5回目、10回目など。
大きな変化ではないかもしれません。些細な変化かもしれません。
変化が小さすぎて、感じられないかもしれません。症状とは関係ないところの変化かもしれません。心の変化かもしれません。体の変化かもしれません。心地よい変化かもしれません。いやな変化かもしれません。
とにかく、感じてください。
感じることによって、脳が変化を探知し、その変化を加速、定着させようとします。
その変化は必ず、「治ろう」とする変化です。
また整体施術を受けると、体と心の感性が高まります。
あなた自身の心と体について、理解するチャンスです。
心と体の変化、それに対する理解は、今後あなたが、ご自身の健康を守る上で、よい経験となります。
後は、個別に自己療法、生活習慣についてお伝えします。