筋骨格のお悩み
腰が痛い、膝が痛い、肩が凝る、首が辛い…
一体どうしたらいいのか?
朝起きたら、急に痛い。
転んで痛めてしまった。
そんなとき、どこへ行ったらいいのかお分かりですか?
病院、クリニック、整骨院、整体院…など。
一度、整理しておきましょう。
まずは整形外科
筋骨格関係で痛みを感じた場合、まず行くべきところは、「整形外科」を標榜している病院やクリニックです。
整形外科とは、骨、軟骨、筋肉、靭帯、神経など運動器官の組織の疾病、外傷を対象とした診断や治療をする専門領域のことです。
また、いきなり大学病院など大きな病院に行ってはダメです。
大学病院は、難しい病気や手術を行なう所です。
まずは近くの病院やクリニックへ行きましょう。
良い病院やクリニックを選ぶポイントは、そこの整形外科の先生がどこで学ばれていたかが重要です。
整形外科に力を入れている大学病院などから来た先生なら、最新の治療を受けることができるかも知れません。
整形外科ではどんなことするの?
レントゲンやCT、MRI、エコーなどで患部を検査します。
骨が折れていたり、腱や靭帯が切れていたり、ガンなどが発見されたりすれば、痛みの原因がわかり、診断を受けることができます。
治療法としては、薬、手術、湿布、痛み止め注射、電気治療、牽引、温熱療法、リハビリなどがあります。
もちろん、健康保険が使えます。
ただし、問題は患部に異常が見当たらなかったときです。
原因不明となってしまい、湿布を出して終わり、ということが少なくありません。
厚生労働省の調査では、腰痛のなんと8割が「原因不明」とされています。
他の部位の痛みもそうかも知れません。
レントゲンなどでは、筋肉の「断裂」などはわかっても、コリハリなどの「状態」まではわからないことも「原因不明」とされる理由のひとつかも知れません。
参考記事
→肩こり
整骨院 接骨院 ほねつぎ
あなたの痛みが、急性の「ケガ」によるものなら、整骨院に行かれるのも良いかも知れません。
整骨院、接骨院、ほねつぎの3つは呼び方が違うだけで、同じ業務内容です。
柔道整復師という国家資格者が行なっています。
骨折、脱臼、打撲、捻挫、挫傷といった「ケガ」を治療するところです。
転んだり、ぶつけたり、捻ったり、交通事故にあったなどが原因で、さらに「急性期」つまりケガしてすぐのものを対象にしています。
この「ケガ」の治療には、健康保険が適用されます。
しかし残念ながら、一部の整骨院は対象外の持病、慢性の痛みに対して保険適用外にも関わらず、例えば肩こりを「肩捻挫」などと称して、不正に利用しています。
その金額はなんと4000億円と言われています。
整骨院は「急性のケガ」のみで行く所です。ご注意ください。
鍼灸院
とにかく、今の痛みを取りたいなら、鍼灸院に行かれるのもいいかも知れません。
鍼灸院は、はり、きゅう師という国家資格者が行なっており、針を刺したり、お灸を据えたりして治療します。
医師の同意があれば、保険が効くこともあります。
あくまで、一時的に痛みを取っているだけなので、根本治療ではないと考えられます。
あん摩マッサージ指圧
過去のケガなどの後遺症で痛むのなら、マッサージを受けるのも良いかも知れません。
あん摩マッサージ指圧師という国家資格者が行ないます。
本来の意味での「マッサージ」は、「医療行為」であり、ケガなどで悪くなった血流を促進させる目的で行なうものです。
医師が同意している場合は、健康保険の対象になります。
カイロプラクティック
アメリカのダニエル・デビッド・パーマーによって創始された手技療法です。
アメリカなど40ヶ国では、筋骨格のヘルスケアの専門職として法制化されていますが、日本においては国家資格などはなく、民間療法という位置付けです。
民間療法なので健康保険は効きません。
手技、手法はさまざまですが、「神経圧迫を起こしている部位を解放することによって、治癒に導く」という点においては、変わらないようです。
適応症状もさまざまです。
先生によって大分個性がありますので、いろいろ探してみるのが良いでしょう。
整体
整体という言葉自体は、「野口整体」の野口晴哉先生によって広まったとされています。
整体はその名の通り、「体を整える」という広い意味のため、決まった方法、解釈はありません。
現在では、マッサージ、カイロプラクティックなどと混同されており、違いはほとんどわからない状態です。
また、民間療法なので、健康保険は効きません。
適応症状、手技、手法は多種多様に及びます。
当院もここに属します。
先生によって個性がありますので、よく調べてから行きましょう。
リラクゼーション系
街にある○○分○○○○円などと看板が出ているものは、リラクゼーション系マッサージと言われています。
ここは治療や治癒が目的ではないため、体に痛みがあるときに行ってはダメです。
ここの目的は「癒し」です。
行くなら体が健康のときですが、私はオススメしません。
まとめると
まとめると次のような感じです。
無為楽堂のできること
- ぶつけたり、転んだりして起きたケガや急性の痛みの場合、骨が折れていたり、腱や靭帯が切れている可能性があります。
当院では処置できません。
- 急性の痛みでもギックリ腰には対応できます。
整形外科を受診してから、ご来院ください。
- 過去のケガの後遺症には、効果が期待できます。
- 動かすと痛い痛みは動作転位といって、1回で改善する可能性があります。
- 肩こりの改善は得意です。
- 筋肉がコリを通り越して、痛いといった症状には対応できます。
ご注意
- 整形外科で「手術しかない」と言われた症状でも、整体などで改善された例は数多くあります。
手術は体に大きなダメージを残します。
良く考えて、慎重に判断しましょう。
- リラクゼーション系に多い、ゴリゴリ、バキバキ、体を強く押したり揉んだりする行為には危険が付きまといます。避けるのが無難でしょう。
→ブログ 押さない叩かない
- カイロプラクティックなどにある、首を急激に捻る手技(スラスト法)は非常に危険です。(厚生労働省から通知が出ています)事前にそのような手技をするか確認しましょう。これも避けるのが無難です。
厚生労働省 医業類似行為に対する取扱いについて から抜粋
(2) 一部の危険な手技の禁止
カイロプラクティック療法の手技には様々なものがあり、中には危険な手技が含まれているが、とりわけ頚椎に対する急激な回転伸展操作を加えるスラスト法は、患者の身体に損傷を加える危険が大きいため、こうした危険の高い行為は禁止する必要があること。
お客様の声
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