仕事の本質

私ばかり働かされてる?
お客様のお仕事の悩みでよく「私ばっかり仕事を押し付けられる」と言われることがあります。
それで疲弊される方も多いでしょう。
なぜ会社はそうなってしまうのか?
少し解説したいと思います。
仕事とは?
一般的に仕事と言えば、自分の作業のことを指すことが多いです。
それをこなして給料を貰っているわけですから。
でもそれは、厳密に言えば「仕事」ではなくて「分担された仕事の一部」なのです。
会社の観点から言えば。
仕事と言うのは、商品やサービスを提供して利益を得てはじめて完結します。
これを一人でこなせるなら、会社に勤める必要がなく、フリーランスや個人事業でやるべきでしょう。
一人で出来ない大量の作業量が必要な仕事だから、会社という形で運営されています。
仕事は誰がするの?
仕事を完成させる責任は、上役なほど重いですが、係わっている人全員にあります。
ただその作業を誰がするのか?どう分担するのか?は明確でないことが多いです。
仕事を完成させることが一番重要で、誰がするのか?はさほど重要ではないから。
そうなると、「仕事ができる人」に仕事(作業)が集中するのが当然ですよね。
早く、質の良い仕事をしてくれるわけですから。
誰も遅く、ダメな仕事をする人には誰もまわさない。
仕事は忙しい人に頼めって格言もありますからね。
それで、「私ばかり働かされる」状態が出来上がります。
仕事できる人の勘違い
私ばかり働かされている人は、少し意識を変えたらどうだろうと私は思います。
仕事の作業ばかりを頑張っても限界があります。
会社全体の仕事が100として、自分ができる範囲が10とします。
10をどんなに増やそうとしても11、12が限度です。
会社全体の100を105にする方が利益が大きいです。
そのためには、自分が頑張るのだけではなく、他人を働かせなくてはなりません。
他人を働かせるのは至難
自分の仕事を頑張るのは、実は簡単なんですよね。
自分が頑張れば良いだけですから。
他人を頑張らせるのは容易ではありません。
どうやったら。頑張ってくれるのか?
報酬や出世をチラつかせる?おだててやらせる?
簡単じゃありません。
あなたが部下を使う側の上司だったら、この難しさはわかるでしょう。
だから、ついつい作業を断らない素直な人や強引に言えば引き受けてくれる人に仕事を振ってしまいますよね。
パワハラっぽくなっちゃうのも仕方ない。
仕事を完成させなきゃいけないから。
上司から部下に限らず、部下から上司、同僚や取引先もそうです。
みんな「相手に仕事してもらわないと仕事が完成しない」のです。
仕事の本質は「他人に仕事をさせること」なのです。
仕事のやり方が変わる
「他人に仕事をさせること」が仕事の前提条件だと分かれば、仕事を仕方が根本的に変わると思います。
関係している「人」をよく見るようになると思います。
誰がどんなモチベーションで仕事に取り組んでいるか?どれくらいの質や量の仕事をこなせるのか?
上司、部下、同僚、取引先全員に対して。
どう働きかけたら、働いてくれるのか?
これができたら、真の「仕事ができる人」です。
めちゃくちゃ難しいことですけど、世の中すべての人が知っておくべき事柄だと思います。
まあ、安易に恐怖支配で人を働かせている会社も多いのも問題ですね。
ここまで読んで下さったあなた、自分や自分の会社に置き換えて他人を働かせることを考えてみて下さい。
何かのお役に立てたのであれば、幸いです。